投資一任契約のメリットと注意点について教えてください

投資一任契約のメリットと注意点について教えてください

銘柄選定を含めた投資判断や、その判断に基づいた取引を、プロに任せることができるのが投資一任契約です。
メリットとデメリットは金銭的なもの・非金銭的なものに分けて考えることができます。

1. 金銭的なメリット・デメリット
対価として、投資一任報酬等のコストがかかること。その分、運用パフォーマンスは下がります。
これらの対価(デメリット)を上回る価値・効果(メリット)があるかを考えるのが大切です。
金銭的には、中・長期での、見込みのリターン(利益)とコスト(一任報酬)からメリットを測ることができるでしょう。
サービスを提供する会社が示す実績や将来シミュレーション等と、一任報酬等の費用を参考にしてください。

2. 非金銭的なメリット・デメリット
お客さまご自身で、金融商品の価値分析と銘柄選定などをする手間をかけることなく、プロに任せることができる点がメリットといえます。
プロのもつ運用理論・ノウハウによる運用効果を得ることができます。

金銭的以外の点でも、例えば、「時間」「経験」等の点でも考えることをおすすめします。
投資のことを調べ、考え、取引をする時間と労力を、自分の生活の中から費やす、その「時間と労力」を、自分のやりたい別のことに充てられることもメリットと言えます。
また、自分の資産を預貯金にだけ預けていた方にとっては、難しい印象のある投資を、簡単に始められる、それによって、将来の資産づくりの一歩を踏み出せる「経験」もメリットと言えるのではないでしょうか。
逆に、自身で銘柄選定や取引を行うことが楽しみである方にとっては、その「経験」が少なくなることはデメリットとも言えるでしょう。

上記のように、メリット・デメリットを考えると、投資一任契約に合うタイプ、合わないタイプは以下のような方ではないでしょうか。。
■合うタイプ
「忙しい人」・・・仕事や家事などで忙しく、日々、投資のことを考えたり取引をする余裕がない方
「投資のことに時間を使いたくない人」・・・仕事や趣味、ライフワークに時間を使いたい等の理由で、投資のことに時間を使いたくない方
「よくわからない人」・・・金融商品のことを調べたりすることが得意でない、または、興味がない方
「専門家に任せたい人」・・・自身の投資スキルよりも、専門家の投資スキルによる運用の効果に期待する方

■合わないタイプ
金融商品の銘柄選び、相場の変動に合わせた売買のタイミング、などに興味・こだわりがあり、自分で銘柄選定、売買を行いたい方、そして、それを行う時間もある方(つまり、上記の「合うタイプ」のいずれにも該当しない方)
価格変動がある金融商品は許容できない方
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